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社長ブログ

建築を巡ったり

二十四節季の“大暑”を過ぎると次は“立秋”
秋です
実際には旧暦と現在の暦はおおむね1か月ほどのずれがあるので、まだ暫くは暑い日が続きます
熱中症に留意して過ごしたいものです

さて、秋といえば
スポーツ・読書・食欲・実り・睡眠の・・・など、過ごしやすく活動的にもなる季節
個人的にはあまり馴染みが少ないのですが、当投稿では芸術の秋、に寄せてみようと思います

美術館・博物館は東京を中心として各地に本当にたくさんありますね

美術館によって特徴や企画展や常設しているものの傾向はありますが、
その建物自体に見応えのあるものも多いのです
今回は関東近郊で比較的アクセスしやすく、建築的にも素敵な美術館をご紹介します


根津美術館
地下鉄表参道駅から歩いて数分のところにある東武鉄道の初代社長であり茶人でもあった根津嘉一郎の古美術コレクションをもとにつくられた美術館で庭園を散策したりカフェで一息ついたりして過ごすのもいい
展示は主に茶道具を主体としています

建物の設計は、新国立競技場(東京オリンピック・パラリンピックの主会場)も設計した隈研吾氏。和風家屋に見られる大屋根が特徴で、街の喧騒と結界を作っている竹を使ったアプローチが見どころの一つです

 

ペイネ美術館
軽井沢タリアセンの中にある美術館は、アントニン・レーモンドの「夏の家」を移築した美術館。レーモンドはフランクロイドライトに師事した建築家で国内にも関東近郊にいくつもの設計に携わった建築物を残しています
建物は木造で室内には構造材(梁や柱)が現わされています
この構造材は角材ではなく杉の丸太を使っているため、空間を軽やかに感じさせてくれます
(因みに、この建物はル・コルビュジエの作品のパクリ疑惑があったみたい)

順路を進んで一番奥の部屋は元々寝室として作られた部屋ですが、外の景色を取り込むようになっていて、ソファに座っていつまでもそこにいられる居心地のいい空間です

“夏”の季節に「夏の家」に出かけてみてはいかがでしょう

建物の中は撮影禁止なので内観画像はありません
実際に行ってみると、絵画や建物の感じがよくわかって楽しいと思います

以上、2つの美術館の紹介でした

あ、やっぱり芸術の秋 より食欲の秋のほうがしっくりくるなぁ

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