こんにちは。
先日友人のお子さんが3人亡くなりました。
突然の出来事で現実を受け止めきれず、友人家族にもなんて声をかけたら良いのかと
途方に暮れていた矢先・・・
「愉しく子供たちを送り出したい」
と友人からお別れ会と称したお葬式のお誘いがあり参加してきました。
佐久穂にある友人の家に到着すると、既に多くの仲間が集まっていました。
この日、楽団山こじきの演奏と共に行われたのはお餅つき。
使用した餅米は友人が亡くなった子供たちと一緒に育てたものです。
涙と笑顔がキラキラと入り混じる・・共通するのは深い愛。
こんな餅つきは後にも先にもないでしょう。
搗き上がったお餅は、友人が手でちぎってみんなにふるまいました。
終始笑顔で参加者に対応する友人。
計り知れない悲しみの中でも、強く明るく振舞う姿。目の前の仲間を大切にする姿。
友人は数年前に子供の教育の為に佐久穂に移住し、自給自足の暮らしをしながら子供達との時間を大切にしてきました。
金銭的・物質的な豊かさではなく、仲間との心通う交流や自然と寄添う暮らし、家族と過ごす時間に豊かさを見出していた彼。
この日、友人のご両親もいらっしゃいました。
話を伺うと、
「今までは息子の生き方(自給自足)に共感できなかった。でも今日こうして多くの仲間に温かく囲まれている姿を見てようやく息子の求める生き方が理解できたし、感動した」
とおっしゃっていました。
2020年12月22日から風の時代に入りました。
今までの物質社会からより一層、目に見えない精神的なつながりが大切にされる時代。
ご両親の会話の中から温かな意識の変革を目の当たりにし、悲しみの中にも光を見ることができました。