こんにちは。
建築部の佳代です(^^
みなさん、ディジュリドゥという楽器をご存知ですか?
この楽器はオーストラリア先住民のアボリジニーが演奏する木管楽器です。
大地を揺らすような低音で胎児がお腹の中にいたときに聴いていた音と一番近いと言われています。
昨年の熊谷オーガニックフェスで20年ぶりに再会した同級生が趣味でディジュリドゥを吹くとのことで、今年の暮らしマルシェで演奏をしてもらいました。
そこで初めてディジュリドゥの生の音を聴いたのですが、心地よい波動に私は一瞬で虜になってしまったのです。
そんなとき、自身もディジュリドゥを演奏するほしの糀の潤くんからGOMAさんの個展が新宿であると聞き、彼の絵を観に出かけてきました。
GOMAさんはオーストラリアでのディジュリドゥコンペティションでノンアボリジナル奏者として初受賞という快挙を成し遂げたプロのディジュリドゥ奏者です。
活躍の幅が世界へと広がりこれからという時に、事故により過去10年の記憶がなくなるという脳の障害を負ったのです。
現在でも意識を失うことが度々あり、あちらの世界からこちらの世界へ戻ってくるときの映像、「ひかり」を描くようになったそうです。
現在は音楽活動も再開し、画家としても高い評価を得ています。
この日は直接GOMAさんにお会いすることができました!
「自分は記憶が残らないけれど、人の記憶に残る生き方をしたい」
と語るGOMAさん。
彼のまっすぐな眼差しは、優しさと強さで満ち溢れていました。