埼玉県にお世話になってそろそろ3年になりますが、相変わらず『つる舞うかたち?』とか『赤城山』とか『利根川』から脱却出来ない金澤です。
さて、埼玉県の発表で興味深い施設が出来たことが目に付きました。下水汚泥固形燃料化施設が和光市の新河岸川水循環センターに出来たとのことです。
荒川の下流にあるので、この近隣でも荒川やその支流沿いに住む方々には馴染みの深いことですね。
さて、下水処理の結果出てくる下水汚泥はすなわち人から出たものが主なもののようで、記事のタイトルに書いた筒井康隆氏の小説を思い出しました。
これまでは、乾かして埋め立てたり、こちらの施設でも行っていたように焼却処分するのが主な処分方法のようです。
こちらの施設では、下水汚泥を、蒸し焼きにし、固形燃料として活用出来るようにするようです。
従来より焼却にかかる費用が削減され、さらに固形燃料としての売却益が見込めます。
こちらの燃料がバイオマス燃料として使われる分、化石燃料の消費が減ると言うメリットもあるはずです。
下水汚泥に興味が出て少し調べてみましたが、これから活用が期待される水素を下水汚泥から製造する研究などもあるようです。
「捨てればごみ、分ければ資源」と言うキーワードがありますが、「捨てても処理すれば資源」とする方法が続々と考えられているようですね。