昔の中国では、奇数は良いことを表す陽数とされていました。
その中で、一番大きな陽数(9)が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節供」と定め、不老長寿や繁栄を願うようになったのだそう。
重陽の節供は秋の収穫祭とも重なっています。
栗ご飯を炊いたり、お餅をついたりして、収穫を祝う習慣もあって、「栗の節供」とも呼ばれています。
また、9日に茄子を食べると中風(ちゅうふう)にかからないとする地域もあります。
栗ごはんと茄子のおひたしで重陽の節供をお祝いすると、いいゲンを担げそうですね。