こんにちは!
来たる花粉に怯えています。中池です。
杉、桧は家づくりに欠かせませんが…なんとも恐ろしいです。
そんなことはさておき
神川町にて一軒、上棟を控えた建物があります。
柱を立てる前に、基礎の立ち上げ部の上に土台、大引きという材を取り付け、これらの材で床で受ける重み(人や家具、家電)や、建物自体の重み(柱や梁、屋根など)を基礎へと伝えていきます。
とても重要な材ですが、これらは地面に近いこともあり、湿度により腐朽したり、白蟻のすみかになるケースもあります…。
そこでカネザワでは、基礎にも工夫を凝らすとともに、多くの建物でエコボロンという塗料を使っています。
この塗料は自然由来のホウ酸塩を使っており、腐朽菌と、白蟻その他昆虫、カビの繫殖も防いでくれます。
ここに含まれるホウ素は、哺乳類であれば分解できますが、昆虫やダニには分解できません。
建物の足回り付近の材木には、柱も含めひと通り塗布していきます。
ほぞや蟻掛け部(木材相互をつなぐための加工をされた箇所)にもくまなく塗り込み、浸透させていきます。
水溶性ですので、乾燥させたら材料を養生します。
自らの手作業となると時間や手前のことを考えてしまいますが
責任を持ち、ひとに優しい住まいを作り出せたらと思います。
それではまた