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過積載の検証(2016年7-8月)

太陽光発電設備は太陽光から直流の電気を発生させるパネルと、その電気を交流に変換するパワーコンディショナが主な機器となります。
太陽光の強さは日毎、時間毎に差があるのでパネルが最大の発電量となる時間は少ないことになります。パワーコンディショナが受けられる容量と同じ容量分のパネルを繋いでおくと、パネルが最大の発電をしているときにはバランスが良いですが、そうでない時間帯はパワーコンディショナには役不足な量の仕事しか与えられないことになります。では、沢山パネルをつなぐほど良いかと言うと、あまり多くても今度はパネルが最大の発電をしている時には、パワーコンディショナが処理出来ない無駄な電力が発生してしまいます。

 

では、どれくらい多くパネルをつなぐと良いのか?と言うことになり、その正解は『1.4倍!!』

と、ズバリ言えれば良いのですがそうもいかないのです。

多くのパネルを繋ぐ場合、パワーコンディショナの数やその設置の手間は変わらないか少しの違いで済みます。一方、パネルはもちろんのこと更に架台や設置手間が増えます。設置スペースも多く必要となるか発電に影響のある設置勾配や方位が変わります。これら複数の要素の絡みで最適な結果が変わって来ますので、決まった答えがあるとは言えません。出来るだけ多くの要素を考慮して一所懸命考えるしかないかと…

 

おかげさまで弊社では低圧50kW未満のものを沢山設置していますので、これまでの実績を見て、もしもパネルが多かったらどの程度の伸びシロがあった検証し、提案ごとに最適なものが案内出来るように日々努めています。

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▲7月での比較

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▲8月(23日まで)での比較

同種パネルで設置枚数は324枚(左)と400枚(右)での比較。
もちろん400枚のほうが多く発電していますが、パネル枚数が20%程度多いところで発電量は15%程度のアップです。
もともと発電の多い時期ですので過剰に設置してなくても、パネルからの発電量が十分あることになります。また、324枚のほうがパネルの設置勾配が低く、日の高い夏の時期に有利となっています。パネルが多く設置してあるのが有利に働くのは、日射量とその結果の発電量が低い時期となります。また、同じ比較を違う時期にも案内したいと思います。

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