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秋来ぬ

空気の感じが秋らしくなってきました。

秋といえば藤原敏行の歌が有名です。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる(古今集)

人は連続的な変化には極めて鈍感なものかもしれません。

そしてある臨界点を超えた時に、初めて気付かされます。

しかし季節に関しては必ず巡ると分かっているので、いわば常に変化を期待しているので、他のものに比べるとずっと小さな変化にも、その兆しを感じることができるのでしょう。

古今集の時代、音や匂いと云う微妙な感性の中に、歌人たちは季節の移り変わりを確認していました。(たぶん)

翻って私たちの日々の業務を省みるとどうでしょうか。

お客様や社会の考え方の変化は連続的であり、日々の変化幅は殆どゼロに近いもののようにも思え、その変化に私たちは容易には気付きません。

季節と違って変化することを所与のものとは認識していないので、否応なしに気付かざるを得ない状況になるまで、うっかり過ごしてしまう危険があります。

敏行が秋の風に気付いたように、私たちも風=「お客様の声」に耳を澄ましていきたいものです。
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